ブルガリアお仕事記9

9月12日
 今日でラスト,今日の1時ごろの飛行機に乗ったら後は日本.そんな僕らは,一生に何回来るかわからないウィーンを満喫するために,店など空いているわけがない早朝7時からの行動.7時から11時半までを観光時間にあて,その後飛行場への移動時間に当てることにした.
 悲しいことに昨日でデジカメの電池が切れたのでこの日は携帯電話(2Mピクセル)の画像のみ.まぁ,めったにこないところなのでとりまくり.とりあえず,市内に電車で移動.よくわからないんですけど,EUとかはこうなのでしょうか?だれも切符を確認しに来ないんですけど・・・切符って買わなくてもいいの?まぁ,なんかあったときのために切符は買うんですけどね.
 市内についてまず時刻表を確認.ていうか,携帯で撮るんですけどね,便利ですね,携帯のカメラ.メモしなくてすむから.街はこんなんです(申し訳ないですが別窓でお願いします).
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 とりあえず僕は階段を上ると現在地がわからなくなるのですが,なんと,この街は僕がナビゲータをして,I君は完全に僕の後ろをついてくるということになる.まず,街の風景(同心円状という知識のもと)をみて曲率から判断して歩き出す.案の定迷って,おじさんに道を訪ね,適切な道(公園の方ね)に復帰.その後は順調に,公園内に駅があることにびっくりしたり,カフェに入ってクロワッサンとコーヒー飲んだだけで700円くらい取られて,ちょっとめげたりする.雑貨屋さんというかデリみたいなところに入ってイカ墨パスタの購入を悩んだり,チョコレートのラベル(めっちゃ種類が豊富)を見て軽く感動したり,ウィーンの駄菓子だと思って研究室のお土産に購入したら実はイタリアの駄菓子だったり,蜂蜜を買ったりした.あ,あと馬車を発見してテンションがあがる.なんか,京都の車屋さんみたいなもんみたいね.
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 その後,乗馬学校やミュージアム,図書館(全部外観だけ)を見て,食の目的「ザッハトルテ(美味しんぼから)」「ウィーンシュニッツェル(飲み屋で)」を探しに行く.ザッハトルテは下記のような逸話があるらしいです.

かいつまむと,ザハーという地域のヒトが発明したザッハトルテを,結婚したデメルさんの実家でも作ってたらもめた.今は仲良しぽい

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あれ,なんか異様に短い気がするけどまぁいいや.そんなザッハトルテを食べました.甘いものがあまり沢山食べられない僕ですが,甘いけどばっちり完食することができました.うまかった.これはまじでうまかった.
 結構この時点で腹いっぱいなんですけど,飲み屋で聞いた「ウィーンシュニッツェル(肉を薄く延ばしたカツレツ)」が食べたくて,探し回る.おいしいところがあるらしいという情報を街行くヒトから仕入れ,探すのだけれど,見つからない.さらに探すと,どうも,改装中で工事中のところだそうで,残念.あまりに残念な僕たちはさらに探す.(地図中の公園脇の「迷う」近辺)カフェのヒトに聞くと近くで食べるところを教えてもらう.ただ,問題はこの時点ですでに電車に乗る時間までに30分しかないこと.店(結構立派なレストラン)にたどり着くと,僕たちは無理を承知で「テイクアウトで頼む!しかも急いで頼む!」とお願いする.結構マッチョなおっちゃんは「任せろ!」とやってくれて何とか時間に間に合いましたとさ.電車の中では二人で「いいにおいがするねぇ」「いいにおいがしますねぇ」「食べたいねぇ」「食べたいっすねぇ」とドリフのアホ兄弟のような会話が繰り広げられる.
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 実は,このスケジュールは相当きちきちで,この電車に乗って,10分で宿に帰って,10分でチェックアウトをして,10分で駅にも戻って空港行きの電車に乗る.というスケジュールだったのです.ただ,もちろん空港に1時間半前には着くように余裕は持たせてありましたが.
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 さて,無事に走って宿にたどり着いた僕たちはシュニッツェルは後回しにして,ひとまず帰り支度をしにそれぞれの部屋に.香ばしいシュニッツェルの匂いをかぎながら,自分の帰り支度を大急ぎでしていると,普段は冷静で落ち着いていて「いつか,こんな大人になりたいなぁ」と思っている後輩のI君があせった顔でやってくる

「僕,大変なことしちゃいました」

ん?ん?なんだ?

「僕,荷物を忘れてきました」

おおぉ,何が入っててん?パスポートは?

「チケットだけです」

いやいやいやいや,ソレ超大事だから!

「たぶんシュニッツェルの店だと思うので行って来ます」

うぉ〜い,いってこーい!と,とりあえずパソコン,本,シュニッツェルなど,彼の荷物の一部を預かり,こっちも急いでいるので帰り支度を,後輩はタクシーで市内へ!

どうなる!I君は帰国できるのか!?次回,最終回!

疲れたから,続きは今度.