ブルガリアお仕事記5

9月6日
 この日は自分の発表とかあったけど,なんとか無難に終了する.この後,まじに,学会の様子を実況しても誰も関心が無いと思われるので,ここでは見たところ,聞いたこと,話したことなどに限っていこうかと思われ.
 昨日の惨劇(ブルガリアひとりぼっち)に反省して,いろんなところの景色(寮や寮に帰るためのバス停,目印は特に重点的に)携帯カメラで取り捲る.I君いわく「ヘンゼルとグレーテルのぱんくずですね」うるさい.
 そんなこんなで,この日はなぜだか学会の予定が変更され午後のセッションが短くなる.んだもので15時ごろには終了.院生仲間のS君(ロシア人・陽気・快活)に拉致されるように黒海に・・・
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 黒海そばの売店で水着と果物を購入し,また,果物がおいしそうなんだ.いざ,海岸へ.黒海は死海と違って塩分濃度がとくに濃いということも無く.普通.でも,不思議なことにあまりべたべたしなかった.面白いのが,パラソルは誰かビジネスとしてさしているらしく,この下に入るとお金を取られる.でも,パラソルとパラソルの間にいると別に払わなくてもよい.たとえ,それがパラソルの影の中だったとしても.ふふふ,悠長なビジネスだなぁ...わずかとはいえトップレス女性もいました.
 んでもって,この日の晩.晩ご飯は学会主催のBBQ.場所は昨晩の惨劇発生の地カンポス.うん,ちょっと赤面した.参加者が多数のためあんまりケバブ食べられなかったけど,結構ず〜〜っとワイン飲みながらディスカッションというか言語学者のデータ解析方法に対して質問してた.なぜ統計的データを出さない?なぜ,例外かもしれないサンプルを収集して現象を説明しようとするのか?などなど.話しつかれたよ.英語だしさ・・・

9月7日
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 お昼は近所のダイナーのピザ.帰りにアイスも食ったりして.ていうか,こっちの物価は基本的に安く.このピザ(たぶん直径45cmほどの10分の1カット)がなんと70円.ただし,微妙に外貨の香りがすると価格が跳ね上がってペプシが150円.ピザが70円でペプシが150円??わけわからん.
 この日はI君の発表終了.無事.というわけで,この日の晩はヴァルナ市内(僕たちがいるのははずれの方)にいってブルガリア料理を満喫することにする.仲良くなったロシア人学生とうろうろとする.
 残念ながら目当てのレストランは改装中らしくしまっていた.仕方が無いので道行くヒトに,ガイドブックにあった「お勧めのレストランがありますか?」というブルガリア語を暗記し,たずねる.届け俺の想い!!
 思いもよらず届いてしまった僕たちの心のメッセージは,当然であるが驚くべき結果を導く.あたりまえのことながらブルガリア語で聞いて,それなりに認識されて,質問として受け止められると,ブルガリア語で返される.うぉ,俺のメッセージは届いても相手からのメッセージは受信拒否だ!せっかく想いが伝わって教えてくれたのに,謝って英語で質問し直す.うん,かっこ悪い.教えてくれたのは「太陽の家」という名のレストラン.
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 ここで3人ともサラダ・スープ・メイン・デザートorコーヒーを食べ,ワイン2本(Merlot,Villa Armiraとあるがなんのことかさっぱりわからん)を飲む.屋外の庭で食べた.とてもおいしかった.ちなみに食べたのは再び焼きパプリカサラダとヨーグルトスープ,子牛のステーキでした.満足.しかも安かったし.この日はこんな風にして終了.あ,帰りはバスが無かったけど歩いたりせずに当然タクシーです.ちなみにブルガリアはタクシーも安く1km=30円くらいです.