パンなのにご飯

僕はご飯が好きだ.ご飯といっても「食事」のことではない.「米」が好きだ.炭水化物の中でいっとう好きだ.パンやうどん,そばももちろん好きだが米が好きだ.炊き立ての白米の匂い.飲み込むときの喉ごし.米は味もさることながら,ぐびぐびと飲み込むときの喉ごしが好きだ.僕の友達は米の上に肉が乗った食べ物を前にこんな名言を残している.

牛丼は喉ごしで味わう

 なんとい力強い「僕は米が好きなんだ」という実感が伝わってくる言葉だろう.初めてこの言葉を聴いたとき雷に打たれた思いがした.そうだ,僕は米が好きだったけど,米の味だけではなくて「喉ごし」もまた好きだったんだ.喉ごしという言葉は「飲み物」にとどまらず米にも適用してもいい言葉だったんだ.
 そんな米だけど,気になる食品が発売された.「神戸新聞ニュース」からだ.写真を探したけど見つからない.ぜひ,母に頼んで送ってもらおうと思う.

「ごぱん宣言」

なんだ,このヒトを食ったような音の感じは.「ごぱん」.サンデーで連載中の某漫画を髣髴とさせる,心持いらっとした商品名だ.泣きながら金をせびる某番組に出演したベーカリーコンサルタントを思い出してちょっと鬱になるのは,気にしないでおこうと思うよ.