アルフォンヌ・ミュシャ

ミュシャというヒトの絵が好きです.これまた,チェコスロバキア生まれのウィーンで洗練され,商業ポスター作成があたり,成功を収めたヒトです.商業ポスターを手がけただけあって,「メッセージのシンボル化」「伝達すべきメッセージの適切な選別」この2つの技術にただただ感心します.なんども繰り返すのもあれですが,僕はこの2つの能力が圧倒的に欠如しているらしく,「ヒトにわかりやすい発表」を作成することが苦手です.だから好きなのかもしれません.
 ご存知のヒトはご存知ですが,彼の作品は

  1. 「サロン・デ・サン(展覧会)」,「モナコ/モンテ・カルロ(鉄道)」,「JOB(煙草)」という商業デザイン.
  2. 室内装飾用の連作物.「四季」「星」「花」「芸術」

の2つに大別されます.どちらがどうというわけではないですが,やはり前者のほうが「メッセージの伝達」という観点に立つと非常に面白く,直接ではないですが勉強になります.
 こんないっちょまえの解説をしたいわけではないのですが,今日たまたま,「ホリデイイン」というところで,リトグラフの即売会をやっていたので見に行ったのですが(買いはしません.買えはしません),案内のおばさんが,ものすごくうざくて,好きなヒトの作品を見に行ったはずなのに,ものすごく不機嫌になって帰る羽目になったという,むかつき・いらだち・悲愴な面持ち・明日への不安・友人へのぬぐえない不信感,などなどを,一人で抱えたくなかったので撒き散らしただけです.ばばぁ,超むかつく.