ソラニン2巻

ソラニン 2 (ヤングサンデーコミックス)

ソラニン 2 (ヤングサンデーコミックス)


恋人が亡くなって,それでも毎日が過ぎていく.生きていればおなかがすくし,眠らなきゃいけなくて,そのためには家賃を払ったりご飯を食べるためにお金を稼がなきゃならなくて,仕事をすれば,それなりにやりがいがあって,同僚がいて先輩がいて嫌な顧客がいて,その中で怒ることもあれば,笑ってしまうこともあって.
 そのうちにいないことに慣れていく.
 いつもは特に意識しないけれど,ふと,慣れていることに気づいたときに,どうしようもない罪悪感を感じる.
 同じように,戦争がどこかであるのに,僕はご飯を食べて,仕事をして,トイレに行って,性交をして,眠る.
 それに気づいたときにどうしようもない罪悪感を感じる.
 揺り返しが無いように,いつも平和な気持ちで生きていければいいけど,どうもそういう性格ではない.そういう性質ではないみたいだ.
 なんだ,今日は.中学生か?中2病か?