忘年会&大掃除=地下室の人

昨晩は研究室の忘年会でした.忘れなければならないようなことはたくさんありましたが,いいことはそれほど無かった一年でした.今年は,例年にまして思いのほか何一つ業績を残すことができず,非常に多方面にわたって申し訳なく思っている次第であります.申し訳なく思ったからといって論文が通るかというとそういうわけでもないので,これから3ヶ月間頑張りたいと思います.
 さらに本日は大掃除という一年だらだらと汚し続けた研究室を掃除したわけです.例年,床をクレンザーではなく,ジフや洗剤などでとりあえずこすったつもりになり,表皮一枚の汚れははぎきれいにしたつもりではいるのです.ちなみに僕は5年この研究室にいるのですが僕の記憶に残っている限り一度たりとも拭かれた事のない窓ガラスという存在を内・外の両面から,たとえるならコラーゲンを摂取しながらSK2を叩きいれるかのような作業をしたわけです.とても窓を拭いただけとは思えない勢いで,透明ではない灰色の汚水をまとっていく雑巾を見る限り,この窓がはまった研究室が明るいわけが無いわなぁとこっそり思ったりしていたのでした.
 その後はおやつを食べながら,後輩の恋愛相談にみなで乗っていたりしたのです.この後輩どうも17歳というものを神格化しているのかどうかはわからないのですが「17歳は最高ですよ」とよくわからない要求を繰り返すだけで17歳の何が,どの要素がそこまで君を惹き付けて止まないのかという点が不明なため建設的な意見や打開策は見つけることができなかったのでした.
 この話を聞きながら「少女」という文字を通して「理想の少女像」を思い浮かべマスターべションに励む小汚い男の映像を延々と流し続ける「イデア」という会田誠の作品を思い出したのでした.強く印象に残っているのは「勃起するまでに2時間(もっとだったかも)かかった」という,しごく得心のいくコメントが作品紹介に添えられていたことでした.

17歳教