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エンジニアサポートCROSS 2013を開催しました

前年に引き続き、エンジニアサポートCROSS 2013を開催しました。

謝意

スポンサーの皆様、実行委員会(=プログラム委員会+僕のメンタルケア)、事務局スタッフ、本当にありがとうございました。 そしてこれは個人ブログなのでスポンサーの方々より上位の感謝として、レポートラインの皆様、業務時間もだいぶ食ってしまいました。やらなければ業務がもっと進んだかも!と思うことも多々あります。本当にありがとうございました!

もういっちょ、妻と子どもたち、結構たいへんな時期に無理言ってすみません。ありがとうございます!

たくさんの皆様に支えられ、迷惑をかけ、力添えいただき、CROSS2013は実現されたと思っています。 僕はあくまでコンセプトを打ち出して、進めてきただけで実際の作業や調整をして下さった方々には感謝の言葉が尽きません。 本当にありがとうございました。

目的再掲

昨年は、こんなことを書いています。

「勉強会後の懇親会の技術的雑談」を表舞台に引っ張り出したい、が全てです。
 僕は、フロントエンドのデザインからミドルウェアまで興味がある、というか、どれか一つの技術で戦える(ご飯を食べられる)ほどのエンジニアでは無いので、必然的に勉強せざるを得ないエンジニアです。
 僕のようなエンジニアからすると、勉強会の主題はさる事ながら、そこに参加しているエンジニアが持っているその他の技術=主題の周辺ないしは関連がある技術についての知識を得ることはすごく重要なことでした。
 この「技術的雑談」をコンテンツに仕立て上げればすごく面白いという思いで開催したのがCROSSです。

これは今回も変わっていません。

一番大事なこと

僕は、仕事をするときに、面白いサービスを作って楽しんでもらったり、利益を出したり、苦しんだり、つらい思いをしている人を減らしたい、と考えていて、そのためには、それに関わる技術すべてを習得してやりたいと思っています。 でも悔しい話ですがあまり僕はよい技術者ではないので、好奇心ばかりが先にたってしまっています。 そういう1エンジニアである自分は、ひとつでも先端の技術の話やそれに携わっている人が何を考え、その先にどういうビジネス・サービスを考えているかを聞けるイベントとしてCROSSを開催しました。

自分が本気で面白くないイベントはたぶん他の人はもっとつまらない、1エンジニアである自分が一番楽しめるイベントにしたい、という思いを大事にしています。

今回も目指したこと

バラエティに富んでる

このイベントは上から下までWeb技術がそろうことを目指しています。 今回は、前回以上に様々なトピックスを揃えられたと思っています。 実際にセッションをモデレートして下さったオーナーの皆様にはほんと感謝です。

クラウド障害、クラウドストレージ、ネットワーク仮想化、データベース、ネットワーク・プロトコル、システム運用、サービス運用、データ可視化、データ解析、関数言語、大規模JS、スクラム、働き方、ライフステージ、セキュリティ、利用規約、起業、スマホ、ゲーム

なんでもある!って思ってます。*1

同窓会・新年会

ディレクターズ忘年会ってのが昔(いまも?)あって、それが羨ましかったってのがあります。 あと、弊社の先輩エンジニアで転職された方や一緒に仕事をした協力会社の方と語り合える場があれば面白いな、その場がせっかくだから楽しい場だったらいいなと思い、新年会と併設にしました。

こういうのがすっごい嬉しいです!

平日開催について

技術者ってキャリアパスが微妙だと思っています。だいたいは平社員→あいだがずっぽり抜けて→CTO、または平社員→コードを書かなくなった管理職→CTO。なにそれコワイ 管理職とは違って、ソリューションやアウトプットしたものの評価って同じく技術者じゃないとわからない部分もある。 もちろん、評価者だけがが悪い訳じゃなくて、評価者も適正に評価したいけれど難しい、というのが実態だと思います。

すぐに給料をあげろ!とはいえませんが、勉強会に参加したり、技術書を眠い目をこすりながら読み、検証環境を構築し、ってことをしているんですよ、ってことを企業に認めて貰いたいな、そういうきっかけにできればいいな、と思っています。

平日開催は「参加者が集まりにくいという主催者側のデメリット」「行きたいけど有給か・・・という参加者側のデメリット」の両方があることはわかっています。 でも、勉強会のうち、本当に価値があって知見を広げたり他社事例を知識として蓄える機会のいくつかは会社が公認して欲しい、と思い平日にしています。 企業が研修費として出せるように今年は「新年会」という言葉もとり、毎年、「上長説明用資料」も頑張って作成しています。

本当はこれもgithubにあげて「弊社ではこういえば通ったよ!」とかそういう事例込みでforkしてよりよい「上長説得資料」にできればよかったなと思っています。

スポンサー

上記の理由もあり、クロスではとんでもない数のスポンサー集めに奔走しました。 最終的には、プラチナ4社、ゴールド5社、シルバー11社、サポーター12社、クロススポンサー3社の合計35社もの協賛・後援を頂くことができました。 本当にありがとうございます。

私の願いとしては、一つでも多くの企業が、Webエンジニアのこういった自己研鑚活動を重要な活動だと認識してくださって、こういった場に快く送り出していただけるようになればと考えています。

であることを考えれば後援企業にもチケットを1枚配布、というスポンサー特典を付ければよかったかなぁと思っています。

スポンサーセッション

1回めから僕がCROSSで実現したいと考えているのは、スポンサーである企業とエンジニアがフェアな立場のままWin-Winな関係を実現するイベントにすることでした。

ぶっちゃけスポンサーがこういうイベントに協賛してくれる理由は「採用活動」「ブランディング」の2つだと思っています。 であればこそ、ここを全力でモデレートしたいと考えていました。

その答えの一つが「クロスして、生々しいスポンサーセッション」です。

CROSSでは出来る限り、スポンサーセッションもパネルディスカッションをお願いしています。 これによりIT系カンファレンスでよくある「義理で参加するスポンサーセッション」ではなく、「本当に聞きに行く価値がある、他のセッションと同等の価値があるセッション」を目指しています。

スポンサー同士がクロスすることで

  • 優劣ではなく企業色の差異をより鮮明に浮かび上がらせる
  • 企業の生々しい話を引き出し、比較しあう

を狙っています

今年は、「DeNA x GREE x Aiming with Google」というオバケセッションと「国内クラウドベンダNIFTY x Yahooによるクラウドストレージの苦労話・戦略について」のセッションをまとめることができました。 後者はさくらさんやIIJなど他のベンダも混ぜ込めればもっと集客が見込めたんじゃないか、司会が僕じゃなく、public keyの新野さんだったらもっと集客が見込めたんじゃないか、ともっと欲はありますが、他のカンファレンスの企業宣伝セッションよりも正直ずっとずっと参加者に価値あるセッションを提供できたんじゃないかと思っています。

事実DeNA x GREE x Aimingのセッションはほぼ満員の状態でした。 *2

会場間の音が駄々漏れ/なんであの会場構成なのか

1回めを実施する前のHadoop Conferenceで @hamaken さんが「開会式と閉会式は一箇所に集まったほうがいい。イベントに参加した!っていう一体感が大事だと思う」ということをおっしゃっていて、なるほどなー、たしかに、その年のHadoop Conferenceは会場が3つ、階もわかれていて、参加者は三々五々、聞きたいものを聞いて、聞いたら帰る、というある種「お仕事」的な参加の仕方だったなぁと思いだしました。 また、大学やセミナー室のある会場でやるのであればデブサミでも全然事足りるよな、とも考えました。

その言葉とデブサミとの差異化があって、「どうやったら参加者が自然と一箇所に集まるか」「別々のセッションに参加しつつも一体感をだせるか」を考えた末の1つの答えがあの会場です。

会場間の音の干渉を減らすようには頑張って調整したんですが(ニューズベースさんありがとうございます!)、なかなか今年もうまく行きませんでした。

すみませんすみません。

今年、会場を増やして、頭に描いたのは、お祭りの夜店が並ぶ参道です。 中央の大会場を通りとして、両側に射的やお好み焼き、たこ焼き、くじびき、こういったものが並ぶ。金魚をすくいながらもひとつ向こうのフランクフルトが、向かいの綿菓子が気になる。こうした世界観なら各会場自体のクロスと会全体のクロスをと、階層的にクロスする構成が実現できるんじゃないかなと。

コミュニケートセッションの盛り上がりや、よそが気になってるツイートがあったことを考えると、結果としては、狙い目は悪くはないけどまあまだ調整途中かなと、反省しきりです。

今年の一番の失敗は「大会場で開会挨拶する前に部屋に入れてしまった」ことです。

段取り、間違えた・・・

コミュニティ

今年は前回よりもコミュニティよりも企業に重みをおきました。 コミュニティに対して、もっと提供できる価値があるとは思っていますがうまく意見を伺ったり、取り回すことができませんでした。 本当に反省しきりです・・・

ですが、この重みは私の中では2012年の流れを表していると考えている部分もあります。 エンジニアサポート、という活動の首謀者をしている(正確には引き継いだので、遠目に見ているだけ)のですが、2011年以前と比べると2012年はコミュニティ中心の技術もあれど、ひとりの言い出しっぺによる会、というのがすごく増えた気がしました。 「◯◯ Casual」という形の勉強会がそれを表している気がします。

このため均等に考えていた、企業とコミュニティのバランスが、企業・個人・コミュニティと変化し、個人といっても現場で利用している人が多かったことも有り、企業:2、コミュニティ:1というバランスにした、というのが今年の企業・コミュニティの戦略でした。

来年あればもっとコミュニティにも提供できるものを増やしたいなぁと思っています。

有料イベントの主催者としての苦労

もうひとつしか無いです。来て下さるのは嬉しいんです。当日まで来れるかどうかわからない中、調整して来てくださったことは嬉しいです。

まじで早めにチケットを買ってください

有料で、スポンサーからもお金を集め、飲食まで提供すると、

  • ほんとにノベルティ1000個おくっていいの?
  • 食事こんなに用意していいの?
  • てかイベント人くんの?

っていうプレッシャーがすごいです。

今年は「どうせギリギリで買ってくれるだろ」と少し耐性ができたので、去年よりマシでしたが、去年は年末年始軽く吐いてましたから。 主催者の勝手な理屈ですが、マジでチケットは早めに買ってください。 お願いします m(_ _ )m

アンカンファレンス

酒が入っている状態なので、負けは無し、という卑怯な状態をつくりだしてのアンカンファレンスなので盛り上がらないわけはないと思っていましたが、今まで見聞きしたアンカンファレンスの中では一番カオスだったんじゃないかと思います。僕の尊敬する後輩 @ysaotome も褒めてくれたし。 登壇者と参加者の両方が酒はいってるから、渾然一体となって議論になってる場もありましたしね。よかったよかった。

とはいえ、本当はこういうアンカンファレンスを狙っていたわけではありませんでした。 結局今回アンカンファレンスで話してくれたのは、歴戦の猛者やLT・登壇経験者が多数を占めていました。 本当はLT・登壇したことない人が、酒の力を借りて、周囲の参加者と議論をしている、その瞬間・空間を切り取ってセッションにしたいと思っていました。

具体的にはなんか盛り上がってきたらスタッフがホワイトボードをもって会話に差し込む、ということがしたかったんですが、これもなかなか調整がつかず、できませんでした。 これにより「おそらくすっごくたくさんいるであろう、LTも登壇もしていないシャイな人・資料を作る隙がない人・自分が持っているノウハウの価値を過小評価している人」が酒のんでくだ巻いていたらいつの間にかそれはセッションになって、後日、プログラムに掲載されていた、というのを狙っていました。 できればいいなぁ・・・すみません・・・

理想

                            やつを追う前に言っておくッ!
              おれは今やつのスタンドをほんのちょっぴりだが体験した
              い…いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが……
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|    あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//| 『おれは奴の前で酒を飲んでくだを巻いてたと
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ  思ったらいつのまにかセッションで話をしていた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人   な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ  おれも何をされたのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ   頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \  催眠術だとか超スピードだとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...   イ  もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

ベンチャーキャピタル

このベンチャーキャピタルというお題はNIFTYの現会長から頂いたものでした。 企業への就職や転職だけじゃなくて、起業って道にももう少し光を当てられんか?というお題でした。 当時、studyほにゃららで炎上したりもしていたり、エンジニアによっては毛嫌いしている人がいることも知っているので、すごくナイーブな話とは思っていました。

話を聞きながら、オークションのような絵が浮かんでいたのですが、それをVC各社に失礼がないように、参加者にとっても一生に一度の思いで企画開発したサービスががっかりしてお披露目損にならないようにするのは大変でした。 実際には僕は丸投げして見ていただけなんですが、20名を超える審査員に、22作品を集めて、オークション+スター誕生の場を再現し、成功させた @as_kwhr マジスゲーって思います。

今回限りなく近かった理想(B級じゃないです!

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その他

  • 繰り返しますが「CROSS 実行委員会」が主催、ニフティ様は「最大スポンサー」
  • 休憩ブースで留まるのはちょっといや
    • hackathonブース、来年やるならありだな
  • cr.ss というドメインが欲しかったんですが、「ss」は「south sudan」で、一応Formからエントリーしたんだけど返事はなかった

おしまい

あ、「来年、ぜひやってほしい!」とか「スタッフ希望!」とか「俺がセッションオーナーやるぜ!」とか「スポンサーやります!」とかコメントくれると、モチベーションになります。

な、ながいえんとりーだった

*1:いや、無いのがたくさんあるのはわかってますが…

*2:@takoratta さんパワー恐るべし、、という感じはしますが