CROSSというイベントをやってみました

開催から1ヶ月近くたってしまいましたが、ようやく重い腰を上げてブログにすることにしました。
(来年の備忘録にもなるしね!)
いや、ブログよりもいろんなメディア様への寄稿をしていたら、ブログに書くことがなくなってしまっていたのです。

いろいろと書いてみたのですが長いだけでさっぱり面白くないので、裏話をチラ裏程度に書いてみたいと思います。

モチベーション

 各所で書かせていただきましたが、「勉強会後の懇親会の技術的雑談」を表舞台に引っ張り出したい、が全てです。
 僕は、フロントエンドのデザインからミドルウェアまで興味がある、というか、どれか一つの技術で戦える(ご飯を食べられる)ほどのエンジニアでは無いので、必然的に勉強せざるを得ないエンジニアです。
 僕のようなエンジニアからすると、勉強会の主題はさる事ながら、そこに参加しているエンジニアが持っているその他の技術=主題の周辺ないしは関連がある技術についての知識を得ることはすごく重要なことでした。
 この「技術的雑談」をコンテンツに仕立て上げればすごく面白いという思いで開催したのがCROSSです。
 結果として「Tech10」が最も僕の想像していた世界観と近かったので、Ustをまだ見られてない方はぜひお勧めです。

チケットについて

 1000人をぶちあげたのはいいんですが、チケットがさっぱり売れず、1月年が開けても150枚程度で胃が痛い年始年末を過ごしました。スポンサーの方々には「パンフ何部送ればいいですか?」に対して、「300くらい・・・」とは言えず「1000枚でお願いします」と回答していた顔はきっとひどい顔だったと思います。
 また、今回、ご指摘の2番目くらいに食事の量があったのですが、もう、調整ができなかったためです。チケットの売上が大体下のような増え方だったのでぎりぎりまで予測がつきませんでした。イベント主催する側からすると、勉強会参加者の人たちの追い込み怖すぎる・・・

  • 1月第1週:200枚
  • 1月第2週:350枚
  • 1月第3週:550枚
  • 1月第4週:800枚

会場について

 クレーム第1の会場です。主な内容は「うるさい」「他会場の音で聞こえない」ですw 申し訳ありませんでした。
 ただ、流れをみていた反省からすると、この会場割だからこそ、良い意味で「ごちゃごちゃ感」があったんだと思いますし、一体感を作りやすかったのかなと思っています。
 1000人規模のイベントを開催した団体の方が実行委員会に入ってくださっていたのですが、その方に「一度は全員を同じ部屋に入れたほうがいい。その時に、ああ、これだけの人数と時間と場所を共有したんだ、という思い出ができるから」と言われました。
 音響の反省点は改善するとして、会場が別れてしまったとしても、一同に会するスペース・機会は今後も提供できればと思っています。

プログラムについて

 次回はプログラム委員会作ります。絶対。今回、実行委員会と事務局側で受け持ってしまい、モデレータへの責任もうまく分散出来なかったため、中の人は死にそうになってしまいました。
 また、先に技術団体ありきで考えてしまったために、勉強会主催者様の意向や関心の交通整理も胃が痛くなる要因でした。
 次回は、「この技術とこの技術をCROSSした話を聞きたい」というセッションの中心となるモデレータを先にFIXし、そのかたに一任していければと思います。
 興味がある人、ぜひ、ご連絡いただければと思いますw

 会場の部屋割りについては、今回はもう、謝るしか無いです。どのセッションにどれだけ人が集まるかは、正直、さっぱり検討がつきませんでした。てか、このプログラム内容で人数予測できるとかどんなやつだよ!

タイトルについて

 「クロスしないと生きていけない」は、実行委員会に入ってくださった伊勢さんの言葉をそのままお借りいたしました。
 コンセプトについてご説明しているときに、「いまどきのWebエンジニアはひとつの技術だけで、生きていけるのは一握りで、(技術的に)クロスしないと生きていけないよ」というお話をしていただき、そのまま頂くことにしました。
 Tech10のセッションでも語っておられますが、MySQLだけ、や、数学だけ、統計だけ、Apacheだけ、DBだけ、JSだけ、で生きていけるエンジニアはほんとに一握りいるかいないかだと思いますし、ほんとにそういうかたは傍からそう見えているだけで複数の技術にも精通しておられると思います。であるならば、クロスしないと、将来的にはご飯が食べられなくなるぞと、結構せつに思っています。

スポンサーについて

 まずは集め方もわからないなかで、直接アポをお願いして会社に説明してくださったエンジニアの皆様には感謝の言葉がないです。ありがとうございました!
 スポンサーセッションについても通常のイベントだと、主催者が気を使っているのを、参加者が気を使い、見に行くという構図になりがちですが、今回は、スポンサー様から「CROSSというタイトルにそってセッションしようず」といって調整してくださいました。
 基調講演では見られますが、こういったイベントでは見られないセッションだったのではないかと思っています。次回は最初からこういったことを調整していければもっとエキサイティングなスポンサーセッションができるのではないかと思います。

実行委員会・事務局について

 今回、表舞台には私や、@meryo2000、@ysaotomeくらいしか出ていませんが、何をやるかもわかっていないまま、スポンサー対応をしてくれた@nunaには頭が上がりません・・・MVPを一人あげろと言われたら彼を挙げたいです。
 その他にも、デザイナー、イベント会場担当、広報担当、当日スタッフのまとめ、当日スタッフ、直前でお願いしたにもかかわらず快諾いただいたUstreamerの皆様、当然実行委員会の皆様には感謝がつきません。

 もちろん、そうぜい80名を超える登壇者の皆様、ご来場いただいた850人の参加者の皆様もありがとうございました。

次回について

 報告会を経て、次回もやることができそうです。事務局は引き続き弊社で行ったほうが会計面や責任面で良いかと思っていますが、当日のスタッフ(受付・誘導)やプログラム委員、アイデア出しなどはぜひ募れればと思っています。
 アンカンファレンスとか、どこでどの技術の話題が出てるかをまとめるアプリとか、そういうのも含めて満足度を高めていければと思っています。
 興味があるかたは、3月か4月頃に募集告知を出したいと思いますので、@nifty_engineerをフォローしていただければと思います。
 @120resetせんせいとか、@nobu666せんせいとか、@johtaniさんとか、@cesareせんせいとか、複数技術をなぶるのが好きなエンジニアのかたからのお声がけをお待ちしておりますよ!