敬具の位置

「拝啓」は文頭に,「敬具」は文末(右寄せ)で,というのが一般的だと思っている,極私的常識的手紙記述における判断なのですが,emailのときはいったいどのようにすべきなのでしょうか?
 「そもそもemailは一般の書簡よりもスピードを求めるビジネスシーンでもちられるものであり,敬具などはちゃんちゃらおかしい」という方もいらっしゃるとは思うのですが,「それでも私はemailにあらん限りの敬意と尊敬の念をこめて,この胸の内に猛る,抑えきれないほとばしる感情を,そして海よりも深い愛を込めたい!」という場合もあると思うのです.
 そういうときはいったいどうやって「敬具」を右寄せすればよいのでしょうか?メーラー(MOTHERのヒーラーをいつも突発的に思い出す.あのひげ面を)によって一行あたりの文字数は異なるでしょうし,フォント数やウィンドウ幅によっても異なるでしょう.そうなると一概にスペースで埋めることもできませんしタブで埋めることもできません.
 一段階インデントをかましておけばそれだけでいいじゃないか,というのもわかりますが,私はもっとへりくだりたい,できれば,そう,10個くらいタブを入れることで,頭が地面につくかつかないか,なんなら靴を舐めるほどの思いを出したいという気持ちもあるのです.
 そういう手紙を昨日投函したわけですが,結局のところ,これまで一度も苦情が来なかったので「改行2つにひとつスペースで敬具」というところに落ち着いたのですが,不安で不安で仕方が無い僕は,「正しい答え」もしくは「一般的社会的大衆的常識的判断」を仰ぎたいと思っている次第なのであります.