妖怪大戦争

守護霊と怪異が拮抗しているのではなかろうか?

今朝登校して来る時にバイクに乗っていて思ったのです.僕は,後輩・相方・友人・親に至るまで,あらゆる人間関係にある人間から落ち着きが無いことを指摘されており,かつ自身でも落ち着きが無い,いわゆる注意多動性症候群であろうことは重々理解しているのです.
 したがって,細かいトラブル(小指のつめを柱に叩きつける)から大き目のトラブル(背骨をクチュッと圧迫骨折する)まで自身にも割かし責任があるのではないだろうかとちょっぴり自覚しているわけです.
 だとしても,だとしてもです.ちょっとそういうイベントが多すぎな気がするわけです.ここだけの話,年末の明石屋サンタには電話さえつながれば毎年素敵なプレゼントがもらえるんじゃないだろうか?と思えるくらいイベントが目白押しです.人生ゲームにたとえると,ちょっと俺だけ悪魔マスが多すぎるんじゃないか?と思えるほどに.
 まぁ,そんな不幸自慢がしたいわけではなくて,そんなとき,友人にイベントの連絡をすると「お払いに行きなさい」と最近では軽く命令形で多くの友人から忠告されるわけなのです.
 僕は一応科学者の端くれ.どれくらい端くれかというと,ピラミッド作業において奴隷が行う仕事である重い石を運ぶ係.さらにその中でも「不浄なものが神聖なピラミッドを構築する石に触るな」といわれ,石の一番後ろから自由になった丸太を一番先頭まで走って持っていく係を割り当てられているくらい下っ端.きっと石の後ろから出てきて自由になった丸太を一本無視して進路の後ろに置き忘れて「カリソメノジユウ」とかつぶやいたりしてるな,きっと.いや,そんなことが言いたいんじゃなくて,科学者の端くれなわけですが,幽霊とか地震予知とか神様とかそういうものに対する基本スタンスとして「わかってないものはあってもおかしくない」という可能性をどこか頭の隅っこに残しておくことにしています.ぶっちゃけると「幽霊はいてもおかしくない」というスタンスなのですよ.
 で,前述のとおり,僕はものすごくたくさんの(聞いたヒトが眉根を寄せる)イベントが人生で起こっているわけですが,意外としぶとく無傷だったり,ちょっとした打撲・擦り傷だったりですんでいるわけなんですよね.慰謝料で奨学金を全額返済したりもしてるわけなんですよ.(あ,こないだ車に撥ねられたのも,結局擦り傷と肋骨のひびくらいだと思います.)
 そういう不幸の中でしぶとく生き残る様を思い返すと,まるで「つのだ☆じろう」の名作「うしろの百太郎」に出てくる守護霊のようなのがいてくれているのだと思えるわけです.主人公も頻繁にいらんことに首を突っ込んで,悪い怪異に襲われかけて,守護霊の得が高いから助かる的なストーリーなのですが,近いなぁと.
 ただ,僕の場合は若干,僕に似て飽きっぽいのか,注意多動性なのか,結果オーライというか,そういうところがあるので,守護霊ともどもがんばって生きたいとかそういうことを思ったわけです.

うしろの百太郎―心霊恐怖レポート (1) (講談社漫画文庫)

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