平型体温計

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そんなわけでこの3日間熱を測りまくったのですが,うちにはいまどき歴史的な「水銀で測る」体温計(商品名:仁丹平型体温計)しかないわけでして,こいつを測る前に振る,もしくは,ケースに入れてボタンゴマの要領でブンブンと振り回して下げてから脇に挿して,いつ終わるともしれない体温測定を繰り返しチェックして,水銀柱があがらなくなるまで経過観察を続けるわけです.
 で,横になりながら思ったんですが,この体温計って中に水銀溜りがあって,そいつに激細の管が繋がっていて,そいつら全部が直径7mm程度のガラス管で覆われているんですよ.この毛細管的なガラス管+水銀溜りは,いつ,どのようにして直径7mmの外皮に入れられたのでしょうか?それとも一体型の形成が行われているのでしょうか?
 とても疑問なわけで,あまりにも気になるのです.今度工場見学に行こうと思います.
 こないだ母父と食事をしたときに「あんたは,弟と比べて育てにくかった」といわれましたが,テレビで見た口にくわえる体温測定に憧れて,水銀を2度ほど(一度で懲りずに)噛み割ったことを思い出しました.そりゃ,いつ死ぬとも限らない息子を監視し続けるのは手がかかったでしょうね…

仁丹歴史博物館