寒暖と盆地と高床式倉庫

京都の四季は美しいけれど,厳しい.「ちょっと厳しすぎるんじゃないか?」とたしなめてやりたくなるほどに厳しい.春と秋は,夏と冬に挟まれた1週間ずつしかない.歯噛みするほど寒い冬が弛んだと思って鴨川に足をつけたら,すぐに全身をつけてものぼせるほどに湿度が高い夏がやってくる.盆地なだけに空気の循環が悪く,湿気はいつまでたっても出て行かない.夏が終わって鴨川で茄子を焼いて食べだしたと思ったらコタツを出さなければならない冬がやってくる.
 そんな今年の夏(ちなみに京都の夏は8回目w).6年間愛用して来たホーキンズの皮ぞうりをついに捨てた.皮ぞうりというのは不思議なものでものすごく臭い.風呂場で洗って天日に干して「よ〜し,きれいに匂いもとれたぞ!」と思っていても次に一回履くともう駄目だ.なんていうか,いろいろと駄目な気分にさせる.そんなぞうりを今年捨てた.というか,今日さっき捨てた.いろいろとモノを捨てるのが苦手な性格ゆえに,べろべろのびりびりのぞうりだった.さらば.
 今年から下駄です.母が浴衣を縫って送ってくれたのですが,それについていました.浴衣も今日一瞬着たのですが,京都の夏では浴衣よりもTシャツ短パンの方がすごし良いことが分かったから一瞬しか着ませんでした.すまぬ母よ.
 そんな下駄.下駄好き.「カラコロ」という音の方が浴衣よりよほど涼しいw
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